積算という仕事とは?
積算とは?
図面から情報を読み取り、文字・数字に変換する仕事
積算は、簡潔に言うと「設計図面をもとに活字化・数値化する仕事」です。図面から情報を読み取り、工事に必要な材料の数量を算出し、コストを予測する役割を担います。アイピーエスでは、積算は「特殊な技能を兼ね備えたサービス業」と捉えています。
なぜ積算が重要なのか?
建設工事を実施するにあたって、どれくらいの費用がかかるのかわからなければ、建設工事を実行できるか判断することができません。また、工事のスケジュールを立てる上で、材料の数量を把握することは必要不可欠です。そのため、あらゆる建設工事において、事前に材料の数量・コストを予測する積算業務はなくてはならない工程なのです。
積算の魅力
建設に関する
幅広い知識が身につく
設計や施工管理といった仕事以上に数多くの建設工事に携われるのが積算の特徴です。1年間に扱う物件数は数百件に及び、取り扱う建設物の種類も多岐にわたります。業務を通じてさまざまな工事を経験し、知識を幅広く身につけることができます。
最先端の技術やデザインに
触れられる
首都圏も含めた全国各地の建築工事の積算を請け負っているアイピーエスでは、最先端の技術やデザインが導入された建設物を取り扱う機会も少なくありません。いち早く最新のトレンドに触れられる点は、積算という仕事の魅力の一つと言えます。
地元のランドマークや
有名建築物に携われる
アイピーエスでは地元・浜松のランドマークはもちろん、世界的なイベントで使用される有名建築物の積算にも携わることができます。間接的に自分が関わった建築物が全国各地に建てられ、ずっと残り続ける。そんなやりがいを実感できる仕事です。
積算の3つの工程
積算には大きく分けて3つの工程があります。
01数量の算出
設計図面に基づいて、工事に必要な材料等の数量(長さ・面積・体積・重さ・箇所など)を算出して明細書を作成する作業です。当社では、数量の算出は4つのグループに分かれて行います。
02値入れ
値入れは、数量に単価を掛け合わせて、工事にかかるコストを見積もる作業です。材料ごとの単価がまとめられた資料をもとに、内訳書に単価を入力していきます。
03最終検討(VE・CD作業)
値入れ作業の完了後、機能や品質を維持したままにコストを抑える方法(VE:バリューエンジニアリング)や、材料や性能などを工夫してコストを削減する方法(CD:コストダウン)などを検討します。
スキルアップイメージ
当社ではすべての社員が積算のプロへと着実にステップアップできるよう、段階的に成⻑できる研修・支援体制を整えています。
STEP1
新人研修(集合教育)
最初の4ヶ月は新人研修期間となります。最初の2ヶ月は建築や積算の基本を座学と実地で学び、後半の2ヶ月は実務で使用する演算システムの操作を学習します。
STEP2
OJTによる育成
新人研修後、正式配属となりOJTがスタート。構造・外装・内装・外構グループいずれかの担当として、教育係の先輩のサポートのもと実務経験を積んでいきます。
STEP3
専門性の追求(リーダー候補)
積算の基礎を覚えたら、専門性を追求していくフェーズに入ります。担当グループの中心的存在となって、より深い知識と幅広いスキルを身につけていきます。
STEP4
汎用知識の習得(物件責任者候補)
次のステップでは自身の専門領域を越え、総合的な積算知識を習得していきます。物件責任者を担うために必要な知識を身につけるまでは10年程度が目安となります。